コミックスの15巻


『明日返すから』
『ごめん、また明日!』
そう言い続けて、早一月
やっとこさ持ってこられたその日に
転校していった彼女

元気でね、手紙書くよ
怒濤の『別れの言葉』に紛れて
返しそびれた15巻

あれから二年
本棚に収まった一冊を見るたび
彼女を思い出す

元気かな
続き、揃えてるかな

また 読みたいな


解説