おまけのキャラトーク
〜男性キャラの座談会〜
レン 「えーと、僕が司会進行を任されたんだけど……急に座談会って言われても、何についてしゃべればいいのかな?」
ラウル 「なんだよ、お題決まってないのか?なら俺の独断と偏見で、女についてってのはどうだ?」
アーヴェル 「(苦笑)あんたらしいなあ」
ディオ 「お前って、それしか考えることないのかよ?(思いっきり呆れ顔)」
レン 「ま、まあまあ。それじゃあ、他に提案がなければそれでいこうか」
アーヴェル 「女について、ねえ。そう言われても、何を話せばいいのか……」
ディオ 「好みのタイプとか、そういうんでいいんじゃねー?あ、オレは断然、美人で気立てがよくて、背はオレよりちょっと低めで、華奢な体つきなんだけど出るところはちゃんと出て……(延々と語っている)」
アーヴェル 「(聞き流しながら)俺はあんまり、そういうのって考えたことないからなあ」
レン 「僕もなんだ。というより、恋愛沙汰に疎くって……(恥ずかしそうに笑う)」
ラウル 「なんだなんだ、情けねえなあ、お前ら。つっても、仕方ねえか。この作者が書く女って、気が強くてやたら押しの強い、癖のある女ばっかりだもんな。あんなのばっかじゃ恋愛なんざ夢のまた夢だね。うちんとこは天衣無縫なチビやら爆弾発言魔やら破天荒な王女やらとんでもないのばっかりだしよ、あんたたちのところもそうだろ?」
レン 「い、言われてみれば確かに……。レミーは無邪気な笑顔で押しまくってくる子だし、クラリスは何考えてるつかめないし……。ああ、そういえば、こっちのクラリスとそっちのアイシャさんは似てるっていうツッコミもあったような」
アーヴェル 「それ言ったらうちのアヴィーもそうじゃないか?口数少ないし、大人しいかと思えば大胆な行動に出るし、言い出したらてこでも動かない頑固者だし……」
ディオ 「……苦労してんだなあ、おまえら(しみじみ)」
レン 「ディオさんのところには、そういう癖の強い女性キャラはいないんですか?」
ディオ 「もとのPBMにはいっぱいいたけどな。いまサイト内に出てる外伝内じゃ……ああ、元女王のセレンディアは大人しい顔して無茶をする奴だったっけな」
ラウル 「つまるところ、あの作者はキャラの書き分けができてねーんだな、まったく。もう十年以上物書きやってるんだろうがよ。少しは成長しろっての」
レン 「ま、まあまあ。あれでも一応、僕らの生みの親なんだから」
アーヴェル 「でも、ラウルさんの言ってることも一理あるよ。どうしてこう、もっと普通の、おしとやかーな女の子が出てこないんだ?」
ディオ 「聞いた話によるとだな、あの作者自身を含めた周囲には、「無邪気」で「破天荒」で「言葉のナイフもしくは爆弾」を備えた「無鉄砲」かつ「お調子者」の「元気な奴」しか揃ってないらしい」
ラウル 「なるほど、環境が悪いのか……って、んな理由で納得できるかっ!」
リファ 「(通りがかって)おや〜、楽しそうですね。なになに、男性キャラの座談会ですか?おや、どうして私のところに出演依頼が来なかったんでしょう?」
アーヴェル 「リ、リファさんって男じゃないじゃんか……っていっても、本編のオレはそんなことしらないんだけどさ」」
ディオ 「そーだそーだ、お前に参加する資格なしっ!とっとと帰れっ」
リファ 「おやおや、ひどいことを言いますね、育ての親に向かって。(わざとらしくため息をついて)そんな子に育てたつもりはなかったんですが……(よよよ、と泣き崩れる)」
ラウル 「育ての親って……あんた一体、行く先々で何をやらかしてるんだ?」
リファ 「ええまあ、色々と」
アーヴェル 「(唐突に手をぽんと打って)そうか。リファさんがいるから、余計に女の子たちが元気いっぱいに見えるのかもな」
ラウル 「ん?どういうことだ」
ディオ 「つまりこういうことか、一見たおやかでおしとやかーなこいつがいるから、そういう描写はどうしてもリファに集中してしまう、と」
アーヴェル 「そうそう」
ラウル (腕組みをして)なぁるほど。言われてみればそうかもしれないな。あんたが諸悪の根源か」
リファ 「(傷ついた顔をして)その言いようはあんまりじゃないですか。私だって、好きでこんなキャラをやってるわけじゃないんですよ。諸悪の根源は作者でしょう、作者」
レン 「それに、僕の世界にはさすがにリファさんいないしね(苦笑)とあると、やっぱり作者か」
アーヴェル 「作者ー!でてこーい!俺だって人並みに恋愛くらいしたいぞー!」
ラウル 「いい女と出会わせろー!!いや、その前にあのチビなんとかしろー!」
ディオ 「リファ以外の「絶世の美女」を出せー!」
レン 「ぼ、僕は別に文句ないですけど、できればもうちょっと、レミーの突拍子もない行動パターンを何とかしてくれれば、と……」
女性陣の声 「(どこからともなく)なにか言った?!」
四人 「(びくっと肩を震わせ、声を揃えて)い、いいえ……なにも……」
リファ 「(こっそりため息)やれやれ」

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