+ 後書き +


 他力本願企画第一弾、高坂裕奈さんによる漫画「光と闇の攻防戦」でした。
 こんなに素敵なラウルやルフィーリ達を拝めるだなんて、もうホント幸せいっぱいです!!
 裕奈さんの手によって命を吹き込まれた「光と闇の攻防戦」は、私が書いたシナリオとは思えないくらい、素晴らしいものとなりました。

 企画を立ち上げてすぐに裕奈さんからの応募がありまして、それから毎日のようにメールのやりとりさせていただきました(^^ゞ
 私のへっぽこネーム&各種資料をもとに、裕奈さんが切ってくださったネーム。それを見ただけで、もうワクワクして眠れないくらいでしたよ(笑)
 そこから、当初の予定を大幅に越える12Pもの漫画が次第に仕上がっていくさまは、それはもう感動・感激の連続。そして、企画立ち上げから僅か一月足らずで、初のコラボレーション作品(笑)「光と闇の攻防戦」が出来上がったのです!!

 企画が進行していく中でつくづく感じたのは、「文章って楽だよな」ということ。例えば「人でごった返す大通り」とか「魔物の大群」なんて、文字で書けば一行でも絵にするととんでもないことに(^^ゞ
 つまり、文章って読み手の想像力に頼るところが大きいんですよね。書いてない部分は想像してください、で済んでしまう。しかし漫画の場合はそれじゃ済まされませんから、「彼方まで続く商隊の列」だろうが「見たこともないおぞましい姿」だろうが、とにかくビジュアル化しなきゃいけない。
 で、これまでそうやって「読み手の想像に委ねていた部分」や「私の脳内にしかなかったイメージ」などを、漫画化にあたってきちんと設定する必要が出てきたわけです。
 結果、鐘つき堂や酒場、ラウルの小屋などのデザインから村全体のイメージなど、かなりの部分を裕奈さんに「お任せ!」してしました。しかも「イメージ的にはロシアの小村」「しかも真冬の豪雪地帯」なんて面倒な注文ばっかりつけて、大層やりにくかったことと思います(^^ゞ

 どんな細かい注文にも快く応じて下さり、また疑問点を曖昧にせずどんどん質問を投げかけて下さり、的確な指摘をして下さった裕奈さん。お互いに遠慮しないで意見をぶつけていくことで、より一層素晴らしい作品になったと確信しています。
 今回、はじめて共同作業を行ったわけですが、あまりにもとんとん拍子で事が運んだので、なんだか今でも夢を見ているようです(^^ゞ ここまでスムーズに行ったのは、ひとえに裕奈さんのお陰と思っています。わがまま原作者に最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

 さて、こうして出来上がった「光と闇の攻防戦」ですが、「原作者」としてよりも、誰よりもこの作品を待ちわびていた「最初の読者」として、多くの方々とこの感動を分かち合いたいと思います\(^o^)/

seeds


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 漫画化させていただいた高坂裕奈です。
 普段から原作者別でシナリオを漫画化しているので、シナリオ漫画化に何の抵抗もなく(笑)、「星明かり亭」の10万アクセスのお祝いも兼ねて応募させていただきました。
 これが、皆様にどう受け取られるかわかりませんが、あくまでも私のイメージの漫画化であって、決して小説の読者様の想像の幅を狭めるものにはなって欲しくないと思っております。どうぞ、サラッと読み流してくださいませ〜。
 最後に、拙い作品を快く受け取ってくださったseedsさんに感謝いたします。

高坂裕奈

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名も無き戦士たちの詩

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