+ 後書き +

 はい、突発的企画「ラウルの誕生日記念・短編小説」でした。
 いかがだったでしょう。9歳のラウル君は、今よりもっと尖っていて、そして今よりもっと無愛想です(^^ゞ拾われて一年、この日をきっかけにようやく、周囲にに対して心を開いていくのですが、脱走と悪戯は減るどころか増える一方だったりして……。

 養父であるダリス=エバスト司祭。ようやくフルネームで出てきましたね(^^ゞこの時点で彼は48歳です。父親というには少々年をとっている感もありますが、後のラウルに通じるいい加減さと茶目っ気を備えた、ラウル曰く「食えないじじぃ」です(笑)
 五十近くまで独身でいたのは、モテないわけでも女嫌いなわけでもなく、ただ単に「面倒だったから」という、なんともいい性格の御仁。そんな彼がラウルを引き取ったのも、「なんとなく」だそうで……。ほんとかなあ。

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