第二章・作者の一言


 うーん、予想以上の分量になってしまった……。
 さて、いよいよ動き始めた物語。怪盗《月夜の貴公子》との出会い、そしてなし崩しに始まった旅。
 今回のラウルは、ただ「運が悪い」というわけではなさそうです。それだけでなく、もう一人怪しい動きをしている奴もいますしね。
 あちこちに張り巡らされた伏線、探してみてください♪

 ようやく登場した王女ローラ。ローラとライラの二国を設定した時から、王女の名前は絶対これ!と決めていたのですが、なんだか聞き覚えがあるよなあと思ったら、某「ドラゴンクエスト」の王女が同名でした(^^ゞ
 紅茶色の髪、と文中で表現してますが、イメージ的には濃いオレンジですね。光の加減でピンクにも赤にも見えるような、不思議な髪の色。とはいえ、この世界においては多種多様な髪色の持ち主が存在するため、さほど珍しい色合いではないようです。北大陸の人々は色素が薄いので、黒髪黒目のラウルの方がどちらかというと目立ちますね。

 話は戻って、王女ローラ。彼女こそこの物語のキーパーソンに他なりません。おてんばという言葉では片付けられないほど元気一杯な彼女は、かなりお気に入りのキャラクターです。ルフィーリと二人で、今後目一杯ラウルを振り回してくれることでしょう(^^ゞ

 わがまま竜におてんば王女。そんな二人を引き連れた卵神官ラウルの三人が繰り広げる珍道中。
 勿論、平穏無事に済むはずもなく……?
 第三章はますます波乱万丈な展開になりそうです。どうぞお楽しみに!

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