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+ 伝説の卵神官シリーズに関するQ&A +



「伝説の卵神官シリーズ」に関するQ&Aです
本編のネタバレを含む場合がございますのでご注意下さい

→質問・疑問等は一言フォームよりどうぞ!

【全般】

Q.1 竜が嘘をつけないということは、ルフィーリとラウルはずっと一緒にいるということですか

A.1
 少なくとも彼女はそうあろうとしているのでしょう。
 ただ、「嘘がつけない」のと「言葉通りの行動をする」のとはまた違いますし、こればっかりは「神のみぞ知る」ということで(^^ゞ


Q.2 神の声を聞く人の基準は何ですか? 信仰心でしょうか、それともやる気でしょうか

A.2
 神の声を聞き、その神に仕える身となるには、まず生まれついての素質が大きく関係しています。簡単に言うと、『神』に似た体質のものが『民』の中にもちらほらといて、彼らには神々の声が届きやすく、彼らの声も神々に届きやすい、ということです。故に、本人にその気が全くなくとも、素質があるために神の声を聞く者は多々存在します。
 しかし、神の声を聞いたからといって、すぐに神聖術を使えたり人から敬われたりするわけではなく、あとは本人のたゆまぬ努力が必要となります。神の声を聞いたからといって、必ず神官にならなければいけない、という決まりもありませんから、あとは本人の心次第というわけです。
 また、本人にまるきり素質がなくとも、厚い信仰心がある場合にはお声がかかることもあります。神々にとって、『民』の祈りこそが力の源。故に、強く願えば叶うこともあるのです。はたまた、神によっては『うっかり』間違えて声をかけてしまうこともあるようなので、もう一概には言えません(^^ゞ
 蛇足ですが、『神の声を聞く瞬間』は、お祈りの最中だったり修行中だったり、眠っている間だったり、買い物途中だったりと、実に様々です。特に決まりや法則性はありません。神々が、声をかけたいな~と思った時にかけているようです(笑)

 以下、ファンタジー路線から外れた解説。世界観が壊れる可能性ありなので、いやっ!という方は目を瞑ってくださいまし(^^ゞ
(以下反転)
 ゲーム的に解説をすると、ファーンの人間には「体力」「精神力」「魔力」のように各種ステータスがあって、そのうちの「神聖力(仮称)」の数値が高い人間ほど神官としての素質を備えている、ということですね。これは生まれた時に基本値が定まり、その後の上昇率もある程度定められているので、普通に生きている分には最初のステータスが低いとさしたる成長も見込めない、と。
 この数値が低いけれども信仰心が厚かったり、うっかり神に見込まれたりして神官になった人間というのは、その時点で神々がこのステータスをいじって、数値を引き上げてくれるのだと思ってくだされば。要するにアレですよ、ドラクエの転職システムみたいなもの? (笑)


Q.3 竜は普段どこでどんなことをしているんですか? また人口はどのくらいですか

A.3
 竜族は上位精霊と呼ばれ、その役目は神々の力を世界に行き渡らせることです。
 しかし、実際に動くのは下位精霊たち(いわゆる精霊と呼ばれる者達)であって、竜はどちらかというと、その統括役として各地に存在しているというのが正しいところです。
 これ以上は、現段階では内緒にさせて下さい(^^ゞ
 竜の頭数に関してですが、炎の竜キーシェが知るところでは五十から六十程度だそうです。
 ただ、竜は群れで行動したりしないので、正確な数は神々しか把握していません。


Q.4 邪竜とルフィーリ達とは根本から違う竜なんですよね?

A.4
 はい、根本的に違う存在です。ルフィーリ達「竜」は、神が直接造った存在。対する「邪竜」は、負の思念が固まったもの。ただ、その具現化した形が竜に似ているだけで、実際にはエネルギー体でしかなかったりします。


Q.5 ファーンには負の神が存在しませんが、何故ですか? また、悪の勢力は一体何を信奉していますか?

A.5
 負の神は、わざと創らなかったというのが正直なところです。魔神が若干、どちらにも傾きますが、基本的に神はただそこにいて創造するだけ。その力を行使するもの次第で、世界はいかようにも変わる、というのを描きたかったんです。
 「力は透明である」というのが自論なので……。

 敵サイドとして登場しがちなのは、邪竜を崇める「黒き炎」と闇の神ユークを崇める「影の神殿」が二大勢力です。その他にも、魔神を崇める(というと語弊がありますが)魔術士達は時として悪役で登場することがありますし。神を信仰している者でも、その信仰が行き過ぎて結果的に悪と見なされる場合はあると思います。


【未来の卵】

Q.1 影の神殿の巫女にはなぜ名前がないのでしょうか?

A.1
 彼女は幼少時にユーク神官としての才能を「影の神殿」に見出され、さらわれるようにして強制的に巫女の座に据えられた、という設定があります。
 なので両親からいただいた名前はあったはずですが、それを呼ばれることはなく、皆からただ「巫女」と呼ばれていいました。
 あまりにも長く、本名を呼ばれることなく生きてきたために、本人ももう名前を忘れかけていた、と思います。


Q.2 サイハは何故あんなにも巫女に対して献身的なのでしょうか?

A.2
 サイハは本編にちょろっと出てきた、ローラ国内の小村出身です。そこはとても貧しい村で、彼は幼い頃に口減らし目的で人買いに売られ、街で働いていたようです。
 そうして下働きとして奴隷同然の暮らしをしていたところ、たまたま働いていた屋敷を影の神殿が襲い、その際に巫女がサイハを見出して影の神殿へと誘いました。
 そこら辺から、巫女に対して強い感情を持ったのではないかと推測されます。

 ……というこれは完全に裏設定です。本編にはちらっとも出てきてませんので(^_^;)


Q.3 何故、ユーク神はラウルに対してだけ口調が違うのでしょうか?

A.3
 ユーク神は元々、ぶっきらぼうな喋り方なんです。ただ、信者達の前では多少、格好をつけて喋っており、それが多少誇張されて流布しているために、実像とずれているのだと思います。実際のユークはかなり砕けた物言いをしています(「創世物語」を参考のこと)
 そもそも、ラウルの方が神様に対してぞんざいな口を利きすぎなので(笑) ユークも格好をつける気にならないのではないかと。

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