第五章・作者の一言


 第五章、別名「怒涛の一日」編です(^^ゞ
 泣きっ面に蜂を地で行くラウルの厄日っぷりは書いていて楽しかったですね〜。

 で、出てきちゃいました、「リファ」さん。
 大陸案内を見ていただければお分かりかと思いますが、伝説の不老不死人「リファ」は作者のお気に入りというより、この「ファーン」という世界を創造する上でのキーパーソンなんです。
 もともとはリファの旅路を書くつもりで設定した世界が、いつの間にかひとり立ちしたようなものなので、この世界で起きている主だった事件には必ずといっていいほどリファが関わっています。
 別名、歩くトラブルメーカー(^_^;) リファの行くところ事件あり。まるで某少年探偵や三世探偵のようです(笑)
 このお話では当初登場しない予定だったのですが、やっぱり出しちゃいました。それだけリファというキャラに思い入れがあるものでして。

 あと、炎の竜キーシェ。竜は上位精霊で、限りなく精神体に近い生命なので、肉体の構成要素を様々に変化させて、他の動物の形を取ることが出来ます。人と交流を図る場合には、大概は人の姿を取りますね。
 この世界では、精霊は神様の部下。つかいっぱしりみたいなものなので、どこかお役所仕事のような感がありますね(^_^;)
 役職的には神様=社長 竜(上級精霊)=課長や部長 精霊(下級精霊)=平社員 みたいな。
 キーシェは中間管理職なのですよ(笑) なのであまり持ち場を離れられないんです、きっと。
 そういえば、最初キーシェは「闇の竜」として設定されていました。しかし、それだとラウルとキャラが被りそうなので、急遽炎の竜に属性変更してみました。そうしたらどうしてかキザったらしい奴になっちゃって。

 ちなみに。竜には性別がないんですよー。
 個人の性格が外見や口調に反映するだけなんです。だからキーシェも男なわけではないんですよ。
 人の姿を取る時などは、懇意にしている精霊使いの好みに合わせてくれたりします。

 さてさて、急展開の第五章でしたが、これからもどんどん突き進んでいきますよ!

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