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花紅柳緑
王の寵愛を得るために、後宮の妃達は競うように着飾り、化粧を重ねる。
日毎に華やかさを増す女達を前に、しかし王は「美しくない」と首を横に振リ続ける。
王が召したのは貧相な下女。
「この世のものとも思えぬ美しさよ」
化粧を知らぬ肌、飾らない笑顔こそ、王が初めて目にした「美しさ」。
#twinovel・2018.08.28
突発ツイノベ。(実際のツイートには「#twinovel」が入ってぴったり140字です)これは何がきっかけで書いたのかなあ……?
後宮の女達(だけじゃなく、きっと自分の家族や召使いに至るまで)の化粧の濃さに、幼少時から辟易していたのだろう王様の反抗心、大爆発。しかしこのあと後宮はエライ騒ぎになるだろうしこの下女ちゃんは命が幾つあっても足りない気がする。
2018.12.27
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