にっきちょ
ふつかれき138ねん 9のつき20にち あめ

 エストむら、きて、そろそろ、ひとつき。くらい。
 きょは あめふてた。そと、いけない。
 やどや、おきゃくさん、いっぱい。
 のきしたで、みずのせいれい、おはなし、してた。そしたら
 「なんのはなしをしてるの?」
 きかれた。
 リンド、いた。
 リンド、こなひきごやのひと。いつも、あめくれる。
「きょうはみずのせいれいがずいぶんはしゃいでるようね。なにかいいことでもあったのかしら」
 いわれた。びっくり。
 リンド、わらった。
「おどろかせてごめんね。わたしのともだちもせいれいつかいだったから、あめのひはいつもそういっていたの。なんだかなつかしくて」
 いって、またあめくれた。

 よくみると、このむら、ふしぎなとこ。
 おとなも、こどもも、ぼうけんしゃ、いやなかおしない。いじわる、しない。
 からかうも、しない。とてもしんせつ。
 それに、なんてゆか、んーと、そう。ひな、みるひとみで、わたしたち、みてる。
 くすぐったい。でも、うれしい。
 ここ、いいところ。
 あめ、おいし。
 
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