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【魔術】 呪文
《魔術の行使》
魔術を行使する際には、魔術語《ルーン》によって構築された呪文と一定の動作を必要とします。これらは精神集中を目的に編み出された方法で、理論上では無呪文・無動作でも魔術は発動しますが、それを実際に出来る魔術士はほとんど存在しません。
大掛かりな術を行使する際には、魔術語《ルーン》で描かれた魔法陣を用いたり、特別な呪具を使う場合があります。
また、詠唱速度をあげるための「略式呪文」というものも開発されていますが、精度や威力が落ちる点からあまり広まっていません。
《呪文》
・攻撃系
魔術を純粋な「力」に変えて放ち、対象を攻撃する術。
・自然法則操作系
自然界の六大法則に働きかける術。精霊術に極めて酷似しているが、精霊術と違う点は、精霊の了承なく強制的に発動する術である点。
・肉体操作系
足や手をしびれさせたり、俊足にしたり、動きを封じたりと、自身や他人の体を意のままに操る術。
・精神操作系
相手の心に働きかけ、恐怖、眠り、忘却、はたまた勇気づけや魅了、沈静化などの効果を与える術。過度の精神操作は道徳の観点から禁じられている。
・念動系
手を触れずに物を意のままに動かす術。
・変化系
物体の形や性質を変化させる術。自身や他人の姿を変化させる術もここに属する。
・感知系
近くにいる動物の気配や敵の気配を察知したり、また魔力を持つものや魔術のかかったものなどを感知する術。透視や探査・追跡などもここに属する。
・治癒系
肉体に働きかけて、傷を塞いだり病を治したり、毒を打ち消したりする術。ガイリアの神聖術と違う点は、魔力による強制的な癒しのため、あくまでも一時的なものでしかないという点。
・情報伝達系
遠く離れたところに声や映像を届けたりする術。
・魔化系
物体などに魔力や術を封じ込める術。武器・防具の強化から、魔人形と呼ばれる兵器の作成までがここに属する。
・幻覚系
幻を作り上げる術。
・空間操作系
ものを隠蔽したり、結界を作り出したり、暗いところを見通したりする呪文から、空間転移術までがここに属する。
・召喚系
月に存在する「魔族」を召喚し、使役する呪文。
・死霊系
輪廻の輪に戻らず地上を彷徨う魂を操る術。※禁呪