大陸案内
【神聖術】 組織
《神殿について》
人々が集い、神に祈りを捧げる場所。それが神殿です。
神殿には大きく分けて「本神殿」「分神殿」「祠・礼拝所」の三種類が存在します。
○本神殿
…各宗派で最も規模の大きい神殿というだけでなくで、世界各地の分神殿を統括・管理する役目を担っています。神職の最高位である大司祭が本神殿長に任命されます。
本神殿は神学校を併設している場合が多く、各地から集まった神学生が日々研鑽を積んでいます。
※現在、所在が明らかになっている本神殿
ガイリア本神殿 ……ラルス帝国首都ラルスディーン(中央大陸)
ユーク本神 ……… ラルス帝国首都ラルスディーン(中央大陸)
ルース本神殿 ……レイド国シルトの町(西大陸)
ケルナ本神殿……シールズ共和国シールズディーン(東大陸)
セイン本神殿……マースヴァルト共和国のどこか?(東大陸)
○分神殿
…主要都市や大きめの町にあり、司祭位以上の者が分神殿長として管理・運営しています。
かつては神殿で修行を積んだ司祭や高司祭が、そこから独立して自身の故郷などに分神殿を作る、という形で、各地に分神殿がどんどん建立された時代もあったそうです。
神官となるべく修業を希望する場合は、まず最寄りの分神殿に相談することになるでしょう。
大きい都市であれば、十神すべての分神殿が揃っています。ただし、鐘つき堂や時計塔(ルファス分神殿)や墓所(ユーク分神殿)のように、生活に密着しており「分神殿」として意識されていないところもあります。
小さな町や村であれば、その土地に密着した神の分神殿しかない場合も多いでしょう。
○祠・礼拝所
…正確に言えば神殿ではありません。近隣に分神殿すらない場所では、信者達が祠や礼拝所を作り、自主的に祈りを捧げています。大抵は小屋に素朴な神像が祭られているだけ、といった質素な作りになっています。
旅の神官などが立ち寄った際、一時的に滞在する場合もあります。