MENU 03


ドラにげラーメン




ぐつぐつぐつぐつ

「おや、何を煮込んでいるんです?」

「おお、これはこれは学園長。いや、ハロウィンのメニューを考えて欲しいと頼まれましてね。色々試作しているのですよ」

「教授がお料理とは、なんだか意外ですねえ」

「はは、こう見えても料理の腕には自信がありましてね」


ドドドドドドドドド


「待てっつってんだー!!」

『ココマデオイデー☆』


しゅぽんっ


「あっ、こら壁すり抜けるなんて卑怯だぞ!!」

「相変わらず騒がしいな、小僧」

「おやおや、またジャックと追いかけっこですか?」

「げっ、くそじじいにたぬ、じゃねえ学園長、なんでこんなところにっ」

「――いま、何と言いかけましたか?」

「い、いえっ、なんでもないですっ」

「ちょうど良かった、試食していかんか」

ぐつぐつぐつぐつ

「……なんだ、この強烈な臭いのスープは」

「みたところ、豚骨で出汁をとっているみたいですけど、ただのスープではなさそうですね?」

「さすが学園長。実は、これはラーメンのスープなんですよ。さあ、ここからがお楽しみ」


麺は太目の縮れ麺

ベースはたまり醤油

スープは豚骨出汁にたっぷりのニンニクを加えた特製スープ

トッピングはローストニンニクとすりおろしニンニク

メンマと唐辛子を十字に飾り

熱々のニンニク油をさっと回しかければ出来上がり☆


「どうです。ドラキュラも裸足で逃げ出す、名づけて”ドラにげラーメン”!」

「人間も逃げるわーっ!!」






むーん





ドラにげラーメン

(豚骨醤油ニンニクベース)


吸血鬼の弱点をてんこ盛り☆

一口食べればドラキュラも逃げ出す特製ラーメン


特殊効果:くさい息

(息を吐き掛けられると毒・暗闇・沈黙・混乱・石化のいずれかのバッドステータスに陥る)