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《世界樹の街》の歩き方

~一番街~


 一番街は《世界樹の街》の中で最も広く、そして最も古い街。旅人が最初に足を踏み入れる街でもあることから、『始まりの街』とも呼ばれています。
 《白羊門》と呼ばれる正門は陸路の玄関口。朝から晩まで旅行者や荷馬車が行き交っています。

 一番街は正門広場を中心に、半円状に広がっています。整備された道も多く、平坦で歩きやすい街区ですが、奥へ進むほど道が複雑に入り組んでおり、住人でも迷ってしまうことがあります。
 はじめて《世界樹の街》を訪れた方は、まず『一番街郵便局』の玄関横に掲げられた案内図を見て、目的地と経路を確認するとよいでしょう。

 正門広場周辺には宿屋や飲食店などが集まっており、昼夜を問わず賑わっています。
 また、この正門広場では定期的に朝市が開かれています。


名所① …一番街郵便局
 一番街の正門広場に面して建つ郵便局――通称『本局』です。
 陸路で届いた手紙や荷物は一度ここに集められ、各地へ配達されています。
 手紙や小包を運ぶ『空便』は有翼人を中心に、荷車や荷馬車などを用いて大きな荷物を配達する『陸便』は体力・脚力自慢の種族を中心に構成されています。
 なお、窓口では切手や梱包材のほか、オリジナルの便箋や文房具なども取り扱っています。
 売れ筋商品である『うさ耳印』の便箋や万年筆などは『本局』限定販売ですので、お買い求めの際はご注意ください。

名所② …冒険者の酒場《竜の巣亭》
 《世界樹の街》へやってきた冒険者が真っ先に顔を出す酒場です。各種依頼の斡旋のほか、冒険仲間の募集などもここで行っています。


幻燈書房発行『保存版・《世界樹の街》の歩き方』より抜粋



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