<<  >>
introduction 〜前書きという名の言い訳〜


 題名にもあるとおり、前書きという名の言い訳です。
 本編には何の関わりもありませんので、それでも読んであげるよ、という方のみご覧下さい(^^ゞ












 ……よろしいですか?










 これは、第10回電撃大賞小説部門への
未応募作品です。

 はい。未応募です。

 そもそも、この作品は一年前の第9回電撃大賞へ応募するために書き始めたものでしたが、締め切りに到底間に合わず断念。以後、しばらくそのままにしていたものを、第10回の締め切り2ヶ月ほど前になってふと思い立ち、もう一度書き出したものです。
 今度は締め切り前に書き上がったのですが、応募は見送りました。

 理由は、枚数。

 書き上がった作品が、制限枚数の
三倍に膨らんでいたからです。

 作品のストーリー構成段階で、すでに制限枚数に納まりきらない内容になっていたことに、書き上げるまで気づかなかったんですね。

 最初はなんとか削って、枚数内に仕上げて応募するつもりでした。
 しかし、三分の一に削った作品は、辻褄も合わず、内容も希薄で、とてもではないけれど大賞に応募するに値するものではありませんでした。

 というわけで、応募断念。
 次はきちんと、原稿用紙350枚におさまるものを書きます(T_T)

 ちなみに、この作品は原稿用紙換算で1000枚ほど。
 長編小説の制限枚数は250枚〜350枚。これは大体文庫本一冊程度の長さになります。


 いらないところを削って、なんとかするのも、求められる能力の一つなんだよ、とも言われました。
 しかしこれは、例えて言うなら、

 1時間の単発ドラマを作ればいいところを、企画を間違えて3時間の映画を作ってしまった

 ようなもの。それを1時間で放映しようとしたら、ただのダイジェスト版にしかなりません。
 ……なんて、言い訳がましいですね(^^ゞ
 規定枚数内におさめるのは、作家に求められる能力の一つ。それは重々承知しています。
 今回のことは、いい教訓だったと思います。


 内容にも少し触れておきましょう。

 これは、一人の神官と不思議な卵のお話。
 そしてまた、悲しい少女の物語でもあります。

 作品のテーマは、光と闇。そして、過去と未来。

 どうぞ、ごゆっくりお楽しみ下さい。
2003.04 seeds拝
<<  >>