後書き

 こちらはコミティア95で無料配布させていただいた豆本のお話です。前回の豆本に倣って今回もタイトルはつけずに出してみました(笑)
 今回はバレンタインデー前日ということで、チョコレートにちなんだお話にしてみました。
 今では「義理チョコ」のほかに「友チョコ」や「ご褒美チョコ」、果ては「逆チョコ」だのと色々なバリエーションがあるようですが、「感謝の気持ちを伝える」というお題目は、シャイな日本人には格好の「口実」になっていいのかもしれませんね。

 無料配布本ということで、シリーズを知らない方にも読んでいただけるよう一話完結にしてありますが、実はリダとギルがお客さんとして出てきてます(笑) 旅の途中で立ち寄った風変わりなチョコレート屋さん。日本ではあまりチョコレート専門に扱うお店はありませんが、西欧ではチョコレート菓子専門の職人=ショコラティエという言葉すらあるくらいですから、いかにチョコレートが愛されているかが分かります。
 そんな不思議な魅力を持つチョコレートを、幻想世界風にアレンジしたら、なぜかこんな話になってしまいました。


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