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1.まずは、ご自身の紹介をどうぞ。名前・性別・年齢・国籍・容姿・職業などなんでも。 えっと、ギルです。性別は男。年は15歳。中央大陸のメルニアス王国出身。職業は……今は旅人、かなあ。 2.その人の紹介もどうぞ。 リダのことだよね。リダは腕のいい魔術士で、通称《鍍金の魔術士》……あ、これは本人には言っちゃ駄目だよ。逆上するから。 黙っていれば金髪碧眼の美女、で通るのに、態度はデカいわ大雑把だわ、しかも猪突猛進で無茶苦茶で――(どこからか怒りのオーラが)わわわっ、えーっと、とっても有能な魔術士ですっ。 3.今現在、お二人がいる状況を教えてください。 《金の魔術士》リファを探して旅をしている途中。っていうか、もう二年もずーっと世界中回ってるんだけど、なかなか見つからないんだよね。 4.その人との関係は? えっと、うーんと、(辺りを気にしながら)俺は連れ、だと思ってるけど――(どこからかヤジが)リダの付き人? いや、付き人って……。 5.お互いのことをどう呼び合っていますか? 俺は「リダ」って呼び捨てにしてる。あ、そう言えばほかの人が呼び捨てにすると烈火のごとく怒るのに、俺は今まで一度も怒られたことないなあ。なんでだろ。 リダは俺のことを「ギル」って呼ぶけど、これは当たり前だよね。俺の方がうんと年下なんだし。あのリダが「ギルくん」なんて言い出したら、天変地異の前触れだよ。 7.その人は仲間の中ではどのような位置付けだと思いますか? リダだけにリーダー、なんちゃって。(寒い空気が流れる)なんだかんだ言って、リダが主導権を握ってるのは事実だよね。 8.では、その人は物語の中ではどのような位置付けだと思いますか? 主人公、なんじゃない? え? 俺も主人公なの? し、知らなかったよ……。 9.その人と出会った経緯を教えてください。その時の感想も。 父さんの仇である《金の魔術士》リファと勘違いして突っかかって、返り討ちにされたのが始まり。うん、すごくびっくりしたよ。勘違いもそうだけど、普通あの状況でいきなりドつくかなあ。 10.出会った時と比べると、関係性は変わりましたか? ……全くもって変わってない、と思う……。 11.二人で共有した出来事の中で、一番印象深い事は? 色々あるけど、今のところ一番は時の狂った街、かなあ。廃墟みたいな時計台の中が印象的だった。「永遠」なんてないんだなって実感したなあ。 12.その人の声や話し方はどんな感じですか? 声はね、ちょっと低めだけど張りのあるいい声なんだよ。なんでも、魔術士と神官は長い呪文や祝詞を唱えまくるから、喉が鍛えられていい声になるんだって。話し方は……そう、最近気づいたけど、リダって態度がアレだから口が悪いと思いきや、意外に発言はマトモだったりするんだよね。自分のことは「私」って言ってるし、よくよく聞くと大体女性口調だし。罵詈雑言を含めて語彙が豊富だしね。やっぱり腐っても魔術士――(どこからか恐ろしい声が)ななな、なんでもないよ、なんでもっ。 13.その人の笑い方や笑いのツボはどんな感じですか? いつも「フンッ」って鼻で笑ってる気がするけど、実は結構、笑い上戸なんだって知ってる? すごく些細なことでも、一度笑い出しちゃうと止まらないみたい。あ、あとね。リダって小動物好きだから、そういうの見ると「にまぁ〜」ってなるんだ。あれはちょっと……怖いなあ。 14.その人と一日でどのくらい言葉を交わしますか? 他と比べて多い方ですか? うーん、何しろ一日中ずっと一緒だからなあ。他の誰よりも会話してるっていうか、他に会話する人がいないっていうか。 15.その人との定番のやり取りがあれば、どうぞ。 「ほら行くよ、ギル!」 「ち、ちょっと待ってよリダー!!」 ……いつもこんな感じ。 16.その人を何かに例えるなら、どんなもの? 何かに、って言われると難しいなあ。動物に例えるなら、金色の豹、かなあ。リダは絶対、肉食動物だよ! 狩る方! 17.自分がその人に例えられるならば、どんなものになりそう? ……犬? かなあ。 18.あなたが知っている、その人の好きなもの・人は? 酒とつまみと小動物全般。あと昼寝。 19.あなたが知っている、その人の苦手なもの・人は? 魚の目玉とお父さん! 魚はね、なんか睨んでるように見えて怖いんだって。お父さんは……まあ、ああいうお父さんだと、色々大変だよね……。 20.あなただけが知っているその人のヒミツは? さっき言った「魚の目玉が苦手」は俺しか知らないんじゃないかな。あ、あとね――(辺りをキョロキョロ窺ってから、小声で)実は最近、お腹周りが気になるらしくて、こっそり痩せ薬を開は――(どこからか衝撃波が)ぐふぉっ……(撃沈) 21.その人だけが知っているあなたのヒミツは? (よろよろ)俺の秘密? なんだろ、見当もつかないなあ。 22.その人に言われた・されたことで、一番嬉しかったことは? なんだろ。やっぱり「行くよ」って言われるのが一番嬉しいのかな。だって、少なくとも旅の連れとして俺を必要としてくれてるってことだもんね。 23.その人に言われたことで、自分は勘違いされているなあ、と感じた言葉は? うーん、特にないなあ。 24.その人が誕生日だ!! さて、何をあげますか? あ、これ前に実際あって、すごく迷ったんだよね。その時は硝子細工の髪飾りをあげたけど、リダってばズボラだから、結局全然使ってくれなくて、荷物の底にしまい込まれたまんま。今度の誕生日は素直にお酒をあげることにするよ。一番喜びそうだもん。 25.自分が誕生日だ!! その人からもらいたい物はありますか? ……その日一日でいいから、休みをください……。 26.ぶっちゃけその人のこと、好きでしょ。 どええええっ!? い、いやそれはないっ! だってあのリダだよ!! 好きとか嫌いとか、あいや別に嫌いじゃないけど、好きっていうにはちょっと、色々と、ねえ? 27.ああ、そうなんですか。では、その人が仲間で良かったなあ、と思う瞬間は? (咳払いをして、気を取り直し)超・強力な魔法をぶっ放してる時。……敵じゃなくてよかった、って心の底から思うよ。 28.では、コイツ仲間からはずしてやろうか、と思った瞬間はありますか? いや、俺にそんな権限ないし。でも、魔法のとばっちり食らって吹き飛ばされた時とか、変な薬をいつの間にか食事に混ぜられてて体中斑点だらけになった時とか、依頼が失敗に終わって依頼者からこっぴどく怒られてる時とかは、色々と思うところもあるかな。 29.実際、その人と離れたことはありますか? その時、どう思いました?(無いなら、ご想像で) まだないけど、離れたら離れたで、すごく寂しいんだろうな。だって、なんだかんだ言ってもう二年も一緒にいるんだからさ。 30.二人きりで余暇を過ごすなら、どんなことをしそうですか? 余暇っていうか、暇な時は川で釣りをしたり、街で買い物に付き合わされたりしてるよ。もっぱら荷物持ちだけど。買い物しだすと長いんだよね〜。 31.二人で強敵(魔物・組織問わず)を相手にするなら、どんな戦いになりそうですか? 俺が敵の注意を引きつけてる隙にリダが魔法をぶっ放す、のがいつものパターンかな。で、大抵巻き込まれる、と……。 32.本人は気付いてないけれど、あなたが密かに気付いているその人の癖は? 考え事をしてる時に、髪を指でくるくる巻いてる。あれは多分、無意識にやってるんだと思う。 33.その人と自分が似ているな、と思うところは? ない! 全くもって正反対! 34.では、その人のここが心底理解できない、と思うところは? ……行動原理? 理解の範疇を越えてるっていうか、要するにいつも「その場のノリ」で「適当」に、なんだよね。多分。ムラがあるから読めなくて……。 35.その人の子ども時代は、どんなだったでしょう? 聞いた話だと、とっても素直で可愛い女の子だったんだって。どこでどう間違ったんだろうね? 36.その人の結婚相手・結婚生活はどんな様子でしょう? ……リダの結婚相手なんて、想像つかないんだけど……。そんな凄い人いるのかな……? 37.その人の老後はどんな様子でしょう? これも想像つかないけど、きっといつまで経っても変わらずあの調子なんじゃないかな。 38.その人の手料理を食べたことはありますか?(無いなら、ご想像で) (遠い目をして)一応、食べ物の格好はしてたし、食べられはしたけど、あれは……食材が可哀想だからもうやめて欲しいかな……。 39.その人の歌を聞いたことはありますか?(無いなら、ご想像で) 歌? そういや聞いたことってないかも。でも、魔術士の唱える呪文って、複雑な抑揚がついてて、まるで歌みたいなんだ。あれを聞く限り、音痴じゃないと思うよ。 40.その人の寝言をたまたま聞いちゃった!! どんな事を喋ってた? こないだ聞いたのは、「とうさまとけっこんするんだもーん」だった。それを翌朝教えたら殴られた。 41.その人に着せてみたい服はありますか? 一度貴婦人の格好をしたことがあるんだけど、すごく綺麗だったんだ。折角美人なんだから、もっとおしゃれしてればいいのに。せめて髪を結うとか、スカートを履くとかさ。 42.その人にどうしてもやめてほしい事はありますか? 俺を魔法薬の実験台にするのはやめてください……。もうホントに嫌なんだよぉ……。 43.これだったら絶対相手に勝てる、と思うものを1つどうぞ。 料理の腕! 俺だってそんなに上手い方じゃないけど、リダには絶対勝てる! 44.その人とあなたの体が入れ替わっちゃった!! その時あなたは、何をする? リダ(っていうか自分の体)を見下ろして優越感に浸る! 45.では、その時その人はあなたの体で何をしてそう? 魔法が使えないー、って大騒ぎしてそうだよね。 46.これから、どんな関係になればいいな、と思いますか? もっとリダの役に立てたら、っていうか足を引っ張らないようになれればいいな、って思う。 47.では、その人にメッセージをどうぞ。 (ちょっと改まって)これからもよろしく。置いてかないでよね! 48.あら、その人から返事が返ってきましたよ。内容は・・・・・・。 えっとなになに……? 「ちゃんとついて来な!」 はは、リダらしいや。 49.作者さんに何でも一言どうぞ。 あのさあ、あんまり行き当たりばったりに話作るのやめた方がいいよ? 50.それでは、最後に読者さんに何でも一言どうぞ。 こんな俺たちの珍道中、まだまだ続くみたいですけど、どうぞ末永くお付き合いください(深々とお辞儀) |