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「未来の卵」印象に残った台詞アンケート
(2003/8/1〜8/31)


八月いっぱいを期間として行ったアンケートですが、なかなか色々な台詞が出てきました

投票総数は119票!こんなにも大勢の方に投票していただけて、感謝感激です!

それでは、結果発表に参りましょう!


第一位 『起きんか、馬鹿者』(ユーク)(36票)

『起きんか、馬鹿者』

闇と死の神ユーク/第二章[1]
・思わず笑っちゃいました
・ユーク様の台詞はすべて好きですvv
・う〜ん。ユーク様の信者になりたい。噛めば噛むほど味が出る乾きモノの様な(オイ)深い御言葉。
・さいこ〜
・だって神様から馬鹿者よばわりだし,,
・ユーク様あんたはそれでも神かっ!!
・ぶっ飛んだ神様っていい感じじゃないですかね♪
・最初見たとき噴出しました。ユーク神サイコ〜です。
・見た瞬間に吹いてしまいましたw

 第一位は、これが来たか(^^ゞ 闇と死の神ユークがお言葉、『起きんか、馬鹿者』
 これは主人公ラウルが聞いた、神の第一声でした。この言葉をきっかけに彼はユーク神官としての道を歩み始めるわけですが、いやはやトンデモない第一声です、ほんと。


ラウル「(憮然とした表情で)……なんでこんなのが一位なんだ……」
ユーク神「文句があるのか」
ラウル「げっ……(なんでこんなとこに出てくんだ、この神様はっ!)。い、いえ……」
ユーク神「神殿の屋根から落ちて死に掛けた間抜けをわざわざ送り返してやったんだ。文句を言われる
      筋合いはないぞ」
ラウル「……(ぐうの音も出ない)……」
ユーク神「(ぽつりと)ま、ほんの気紛れだったのだが」
ラウル「なんだって?!どういうことだ、それ!」
ユーク神「(無視して)しかしまあ、なかなか面白いことになっているようじゃないか。せいぜい頑張る事だな
      (スタスタと去っていく)」
ラウル「おいこら、待ちやがれ!」


第二位 「おめでた、か」(アイシャ)(26票)

「おめでた、か」

アイシャ/第五章[10]
・あまりに的確な表現だったので
・アイシャの発言は大体好きです
・この作品中もっとも俺を爆笑せしめた物
・アイシャさん、最高です。
・・・・最高ですっ☆
・最高ですっ!
・素敵すぎる・・
・思わず爆笑しました・・・さすがアイシャ

 残念ながら一位には届かなかった、アイシャの爆弾発言「おめでた、か」
 普段の口数が少ないだけに、一発一発の破壊力が大きいんですね〜(^^ゞ


アイシャ「……二位か」
カイト「これ、エスタスなんか腹筋痛くなるほど笑い転げてましたもんねー」
エスタス「ラウルさんには悪いけど、あんなに笑ったのは生まれて初めてだったよ(笑)」
アイシャ「間違った事は言っていない」
村長「そうですよねえ」

ラウル「……おまえら〜(怒)」

第三位 「ああ。俺は生きる。……あんたは、もう眠れ」(ラウル)(18票)

「ああ。俺は生きる。……あんたは、もう眠れ」

ラウル=エバスト/第十章[8]
・わたしにとって一番印象的でした。
・ラウルの強さと優しさを感じました。

 ようやくシリアスな台詞が(^^ゞ
 息絶える巫女へ向けたラウルの言葉。そして、彼の決意でもあるこの台詞は、私もお気に入りです(^^ゞ
 


ラウル「……眠りたかったんだよな、あいつはずっと。ただ、静かに眠りたかったんだ……」
ゲルク「そうじゃな……。今頃はきっと、光と闇に抱かれて、安らかなる眠りに就いていることじゃろう。
     その眠りが妨げられぬよう、今はただ祈ろう」
ラウル「ああ」

第四位 あのな坊主。お父さんは今、あそこで神様とお話してるんだ…(ラ(10票)

「あのな坊主。お父さんは今、あそこで神様とお話してるんだ。神様って分かるか?」

ラウル=エバスト/第ニ章[10]
・好きなんですよ、このシーン。同情なんかじゃなく、純粋に優しさを感じます。
・だって・・・ラウルが神官らしいんですよ!!

 墓参りをしつつも、父親の死を理解しきれていない子供に対し、ラウルが言った台詞。
 彼の意外な一面を垣間見る事が出来たシーンでしたね。


カイト「感動でしたよっ!ラウルさんの神官様らしいところ見たの、あれが初めてでしたからね」
ラウル「(照れながら)別に大したこと言ってねえだろ」
エスタス「でも、ちょっと意外だったよなー。ラウルさんって子供嫌いだとばっかり思ってたから」
カイト「そうそう!とてもじゃないけど子供に優しく諭す事なんて出来ないと思ってたんですけどね」
ラウル「(憮然として)言っとくが、俺は決して子供の相手が得意なわけでも、好きなわけでもねえぞ。
    ただ、本神殿にいた頃から、墓参りに来た子供に質問攻めにされる事が多かったんだ」
エスタス「なるほど」
カイト「なんだかんだ言って、ラウルさんって面倒見がいいですからね。だから色々と面倒に
   巻き込まれるんでしょうね」
ラウル「うっせえ」

第五位 『るふぃーり。らう。いっしょ』 (ルフィーリ)(8票)

『るふぃーり。らう。いっしょ』

光の竜ルフィーリ/第十章[12]
・ルフィーリのラウルに対する親愛の情が溢れてると思う
・……彼が少女趣味に目覚めないことを願いましょう。

 「未来の卵」で唯一まともに紡がれたルフィーリの台詞がこれです。
 とはいえ、実はこの時点では「喉と唇を使った発声」はしていないんですねー(口を動かしてはいるものの、音を発していない)。かぎ括弧が違うでしょ?今までラウルと交わしていた「心の声」がきちんと言葉になっただけなんです。
 次作「月に捧ぐ歌」の冒頭からは、彼女はきちんと肉体を介した発声をするようになっています。


ラウル「(コメントを見て)目覚めるわけないだろうが!(怒)」
ルフィーリ「?しょうじょしゅみ、なに?」
カイト「それはで……」
ラウル「(カイトの口をふさいで)教えるなっ!」
アイシャ「女の子が好き、という事」
ラウル「アイシャッ!!」
ルフィーリ「らう、おんなのこ、すき。らう、しょうじょしゅみ(断言)」
ラウル「違う!断じて違う!俺は十四以下の女に手を出した事はねえんだ、誤解を招くような事を言うなー!」
カイト「あ、ちなみにこの世界での成人は、地域によって多少違いますが大抵の場合男女とも十五歳なんです」
アイシャ「そうそう」
ラウル「(解説は無視して)第一、どうして俺がこいつを好きにならなきゃなんねーんだ!」
ルフィーリ「(悲しそうに)らう、るふぃーり、きらい?」
ラウル「(余りにも悲しそうな顔をしているので、言葉を詰まらせる)……いやその、好きっていう言葉の意味は
    色々あるわけだからして……ああもう、嫌いってわけじゃねえよ」
ルフィーリ「(ぎゅーっとラウルの腕にしがみついて)るふぃーり、らう、だいすきっ!」
ラウル「(ため息)」



※第六位以下はコメントのみの紹介とさせていただきますm(__)m


第六位 「……くそじじい……」(ラウル)(6票)

「……くそじじい……」

ラウル=エバスト/第八章[3]
・彼の懺悔には思わず涙が出てきました
第六位 皆思い出したくない過去を持ちそれでも今を生きている ラウル(6票)

「苦しいのは、お前だけじゃない。俺だけでもない。人はみな、多かれ少なかれ苦難の日々や
思い出したくもない過去を心に抱いて、それでも今を生きているんじゃないのか」

ラウル=エバスト/第七章[10]
・作品のテーマだと思うので(入らなかったので略しちゃいました)(seeds:はい、まさにこれが作品テーマでした〜♪)
・そうだなぁ・・って感じです☆
第八位 「生きろ。・・諦めてはいけない。」(本神殿長)(3票)

"生きろ。安易に命を手放すな。どんなに辛くても諦めてはいけない。
生き続ける事こそが、お前が殺めた人間への、唯一の償いなんだ"

ダリス=エバスト/
第七章[8]
・ラウルさんを拾った時にダリス=エバストが言ったセリフ。回想シーンだけどこれが好きです
・裏を返せば、諦めるなら、死ね。に成るかもしれない。だから、好き。
第九位 「それでも、僕は戦う」(マリオ)(2票)

「それでも、僕は戦う」

マリオ/第八章[9]
・一生懸命な決意が感じられて、印象に残ってます。
第九位 では、あなたが卵神官さんでいらっしゃいますのね?(ユリシエラ)(2票)

「では、あなたが卵神官さんでいらっしゃいますのね?」

北の塔三賢人ユリシエラ/第三章[1]
・ラウルの通称(笑)、初出。
・かわいい愛称だと思うんですが。何でラウルあんなに嫌うんだろう
(ラウル:当たり前だろっ!俺は卵に仕えてるわけじゃねえんだぞっ!(怒))
第十一位 何もしないから戦えないんだ。(マリオ)(1票)

「決めたんだ。僕には何もできないかもしれない。でも、何も出来ないから
戦えない訳じゃない。何もしないから戦えないんだ。そうじゃない?」

マリオ/第八章[9]
・30文字では入りきらなかった(TT)綺麗過ぎる科白かもしれませんが、お気に入りのフレーズですw
第十一位 祈り。願い。思い。それこそが世界を動かす。(1票)

「祈り。願い。思い。それこそが世界を動かす。例え小さな祈りでも、束ねれば
大きな力となる。それは人々を支え、未来を築き、大いなる希望をもたらす」

ゲルク=ズースン/第九章[8]
※コメントなし





 いかがでしたか?
 まさかユーク神のアレが一位になるとは、本当にびっくりしました(^^ゞ

 色々な台詞が出てきましたが、はなから「こう書こう!」と決めて書いた台詞と言うのは実はほとんどなく、書いているうちに自然と紡がれたものばかりなんです。
 上記の中で一番言い回しに気をつけて書いたのは、第四位の「あのな坊主。お父さんは今、あそこで神様とお話してるんだ」でした。死の観念がまだ確立していない子供にどうやって諭したらいいのか、悩みに悩んだ記憶があります。
 逆に何も考えないで出てきたのが第九位の台詞に入っている「卵神官」という言葉。あれはまさに「ぽんっ」と出てきたフレーズで(ホントの話)当時はまさかこれが後にシリーズ名になるとは思ってもみませんでした(^^ゞ
 十一位の「祈り。願い。思い。それこそが世界を動かす」、実はこれ、別の作品用に暖めていた台詞だったんです(^^ゞその話自体は構成段階でポシャっていたのですが、このフレーズだけはいつかどこかで使いたくて、ちょうどいいシーンがあった為、これ幸いとゲルク様に語ってもらいました(^^ゞ

 一ヶ月という短期間にも関わらず、百票を超える投票をいただきまして、誠にありがとうございましたm(__)m
 素敵なコメントの数々に、モニタの前で爆笑したり、頷いたり、新しい発見をしたりと、とても楽しい一ヶ月間でした(^o^)丿
 また次の機会がありましたら、よろしくお願いいたします♪

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