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学園案内 / 総合案内 / やさしい宇宙開発史 / 歴史年表

学園案内:竹之内学園について

 竹之内学園は、月面都市《LUNA-01》にある総合学園です。
 幼等部から初等部、中等部、高等部、大学部、大学院とエスカレーター式になっており、《LUNA-01》内部だけでなく、外部からの入学者も受け入れています。
 自由と平和を教育方針に掲げるこの学園は、竹之内学園が全面的にサポートをしています。学園長は竹之内財閥総帥が就任しており、建物から購買部の消しゴム、果ては掃除のおばちゃんまで、竹之内財閥のものでないものはありません。

 教育機関としても大変優れており、最新の教育を、最高の教師のもと、最新鋭の機材を使って学ぶことができます。
 また、私立校としては学費が安く、それ以上の教育と学園生活が保証されているだけあり、入学希望者は後を絶ちません。
 《LUNA-01》外部から入学した生徒には学生寮が用意されており、快適な生活が送れるように配慮されています。
 噂では、最近《LUNA-01》を賑わせている謎の警備隊《Shining k-nights》の隠れ家が広大な学園内にあるとされていますが、真相は定かではありません。

 何はともあれ、竹之内学園は快適な学園生活を約束してくれるでしょう!!

総合案内

○通貨

 地球政府では、通貨単位は「クレジット」で統一されている。
 また、《LUNA-01》では、現金ではなくすべて電子マネーによる取引を行っている。
 各惑星によって物価の違いもあるが、《LUNA-01》では1クレジット=100円換算。

○サイバースペース

 各惑星内に広がるネットワークの総称。かつて地球上に普及していた「インターネット」がより高度に発達したもの。
 現在は地球、火星、月それぞれにサイバースペースが構築され、更に惑星間のネットワークも形成されている。
 惑星間のネットワークは、個人では利用できない。

 月、すなわち《LUNA-01》のサイバースペースは、他のサイバースペースよりも高度に発達している。コロニー居住者であれば、コンピュータを介して誰でも利用可能。擬似体感システムを介せば、まるで自身がネットワークの中に入り込んだかのように感じることも可能。
 現在はネットワークゲームを擬似体感システムを使って遊ぶ者が多くなり、擬似体感システムの普及に一役買っている。
 サイバー装備者やナノマシン注入を行った者は、擬似体感システムを利用せずともサイバースペースへのネットダイブが可能。

○サイバー装備

 体の一部もしくは全部に機械を組み込み、身体的欠損を補ったり超人的能力を備えさせたりする装備全般を指す。サイバー手術は極めて高額にして困難であり、また軍の兵士などによく見られることから、一般市民からの評判は芳しくない。
 しかし、事故や病気等でこのサイバー装備の組み込みを余儀なくされた人間もいる。

《制限》
 サイバー装備を組み込む場合、そのことを公言する事は憚られる。よほど高額なもの以外、外見的に目立つ。

《サイバー装備の例》
 ネット接続機能:後ろ首の付け根にコネクタ・ジャックが装備される。機械の操作にも有効
 筋力強化機能:腕・足の筋力を増強しているもしくは完全に機械化している
 視覚強化機能:暗視や超視覚・ズーム機能等

○ナノマシン技術

 高額にしてリスクの大きいサイバー装備に代わり確立されつつある技術。ナノマシンと呼ばれる極小の機械を体内に注入することで、反射神経を高めたり、補助脳を形成したりと、各種身体機能を高めることが可能になる。
 現在コンピュータ等の操作に関しては、ナノマシンによるコンピュータとの電子的な接続が可能になり、より高度かつスムーズな操作が可能になる。そのことから、軍関係者などが実験的にナノマシン注入を行っている。一般市民にはあまり普及していない。

《制限》
 ナノマシン注入は一般に普及していないため、そのことを公言することは憚られる。ナノマシンの力を利用する場合、身体に紋様のようなものが浮かび出る(全身に現われるが、特に手の甲や額に顕著に現われる)。

やさしい宇宙開発史

1.宇宙暦元年はいつ?

 宇宙暦が制定されたのは、西暦2050年のこと。西暦2050年、地球連邦政府が誕生し、初めて”国”という枠を取り払い、統一政府による統治の形をとることとなりました。
 それを記念し、西暦1961年を元年とした宇宙暦を定め、宇宙暦が利用されるようになりました。
 西暦1961年は、人類がはじめて地球の大気圏を飛び出し、有人宇宙飛行に成功した年。「宇宙時代」を掲げる地球連邦政府。その基礎となる年が1961年であるとしたことから、このように決められたのです。

[COLUMN]
 西暦1961年4月12日。初めてロシア(当時はソヴィエト連邦)の「ボストーク1号」に乗って、ユーリ・ガガーリン飛行士は人類ではじめて大気圏を飛び出しました。
 ガガーリンは300キロメートルの高さから地球をながめて、「地球は青く、……この世のものとは思われないほどの美しさだった」という言葉を残しました。
 打上げから1時間49分後にガガーリンは地球にもどってきました。しかし、当時の技術では着陸がむずかしかったため、ガガーリンは高度7000メートルで宇宙船を脱出し、パラシュートを使用しての帰還を果たしました。

2.太陽系の開発

 私達人類の暮らす地球。太陽系第三惑星である地球に人類が生まれ、そしてその生活範囲がどんどん広がっていくと、様々な問題が起こるようになりました。
 その一つに、生活範囲の限界という問題がありました。地球という限られた空間に暮らすには、人間の数が増えすぎてしまったのです。
 宇宙開発の歴史は、そういった人口増加との戦いの歴史でもあります。

 最初に太陽系で開発の手が伸びたのは、一番地球に環境が似ている星、第四惑星の火星でした。火星には居住用コロニーが作られ、多くの人々が火星に移住をはじめました。
 宇宙暦204年、地球が氷河期に突入してからは、火星への移住も爆発的に増加し、第二、第三のコロニーの建造も急ピッチで進められました。
 火星の次に開発されたのは、第二惑星の金星です。ここは居住空間を作り出すことは出来ず、いくつかの科学研究所が作られました。
 次に、水星に開発の手が伸びました。しかし水星は太陽に近すぎ、やはり居住コロニーの建設は不可能でした。しかし、水星から採掘されるレアメタルは貴重な資源ととして重宝されています。
 この頃になると、宇宙空間に浮かぶ完全自立型コロニーの建設が本格的に始まりました。
 現在地球と月との間に浮かぶコロニー《Harvest》は、一番初めに作られた完全自立型コロニーです。内部では遠心力によって重力が生み出され、農業、漁業、牧畜業が営まれています。
 木星には医療技術研究所が、土星にはサイバー研究所が設置されました。
 天王星、海王星、冥王星には現在も、無人の観測所が設置されているのみです。

3.宇宙人って本当にいるの?

 宇宙暦539年現在、地球人は他の生命体に遭遇していません。
 太陽系の惑星には地球以 外に生命の痕跡は発見できず、いまだ"ファーストコンタクト"は達成されていないのです。
 NASAを前身にもつ宇宙局《地球連邦政府宇宙局》では、現在も他の知的生命体に向けてのメッセージを様々な形で宇宙に向けて送ったり無人探査機を送ったりしています。
 また、深宇宙探検隊が五年おきに出発し、宇宙を探査しています。

歴史年表

DATE EVENT
A.D.1961 人類がはじめて地球の大気圏を飛び出し、有人宇宙飛行に成功
A.D.2050
(S.D.89)
地球連邦政府が誕生
それに伴い西暦1961年を元年とした宇宙暦を定める
S.D.173 火星に初の居住用コロニーが完成
S.D.176 金星に科学研施設が完成
S.D.204 地球が氷河期に突入。コロニーへの居住や新規コロニーの建設ラッシュ始まる
S.D.206 水星にレアメタル採掘施設が完成
S.D.212 完全自立型コロニー第一号"Harvest"完成
S.D.234 木星に医療技術研究所を設置
S.D.241 土星にサイバー研究所を設置
S.D.250 天王星、海王星、冥王星にそれぞれ無人観測所が設置される
S.D.519 (レン・K=サレイ生まれる)
S.D.526 (レミー・C=竹之内生まれる)
S.D.530 竹之内財閥が地球連邦政府から月を購入。月面コロニーの建設を開始
S.D.532 月面コロニー《LUNA-01》完成。社員だけでなく多くの人間がコロニーに移住する
同時に竹之内学園が完成。
S.D.537 レン・K=サレイ、竹之内学園大学部に入学
S.D.538 この頃より、謎の警備隊の噂が囁かれはじめる
S.D.539 《Shiing k-nights》本格始動

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