コンノさんと私 ~放課後綺談~
一、新学期 コンノさんと出会った日のことは、はっきりと覚えている。 あれはグラウンド沿いの桜が満開だった、四月のこと――。「ここで……いいのかな?」 グラウンドと体育館の間に挟まれた、四階建てのクラブハウス。 勧誘期間を過ぎてしまったから、…
コンノさんと私 ~放課後綺談~ 小説 現代もの
KK的幸福論 ――「K」番外編
二学期最初の登校日、生徒のテンションは両極端だ。 夏休み明けでハイになっているか、徹夜で宿題を終わらせてヘロヘロになっているか、大体この二パターンに分かれる。 三年の二学期ともなると、例年よりは後者の割合が増えているようで、まあ受験生だか…
「K」 小説 現代もの
休日の過ごし方 ――「K」番外編
何でもない日曜日、男子高校生二人で遊園地へ行くことになったのは、単に従姉からチケットをもらったからだ。 外せない用事が出来たから、と、強引に受け取らされたペアチケットだが、生憎と誘う相手がいない。どうやら無駄にしてしまいそうだ、という話を…
「K」 小説 現代もの
「K」SS
時雨「ときさめ?」「外れだ」 容赦ない同級生の言葉に、ちぇっと舌を打つ。「はるさめ、あきさめと来たら、ときさめじゃないのかよー」「その理屈だと、梅雨は『うめさめ』にならないか」 プリントを前にうんうん唸る羽目になっているのは、漢字のテスト勉…
「K」 小説 現代もの
「K」
めがねのきし こまった。ひじょーに、こまった。 今日からじゅぎょーがはじまるっていうのに、ふでばこがない。 どうしよう。さいしょのじゅぎょーからかくものがないなんて、きっとせんせーにおこられる。「どうした」 うしろからこえがして、びっくりし…
「K」 小説 現代もの
垂れ耳エルフと世界樹の街 ~Prequel~
prologue春column:《世界樹の街》の歩き方夏秋季節の変わり目冬(2017年4月発行「垂れ耳エルフと世界樹の街」(コピー本)・初出)※小説投稿サイト「カクヨム」にて同内容を掲載しております※小説投稿サイト「小説家になろう」にて同内…
ファンタジー小説 垂れ耳エルフと世界樹の街 小説