三月姫の誕生会 - 5/5

あとがき

 「三月姫の誕生会」、お楽しみいただけましたか?
 こちらは2019年3月発行の「夢見月夜の誕生会 ~3月生まれの作家によるテーマアンソロジー~」に寄稿したお話です。
 テーマが「3月」「お誕生日」だったので、嬉々としてジーナのお話を書かせていただきました。(このお話のために、特に決まっていなかったジーナの誕生月を3月に設定しました)

 作中にある絵本は、ウィリアム・サマセット・モームの児童文学作品「九月姫とウグイス」から着想を得たものです。(すいません、タイトルとあらすじ程度しか知らなくて、ほとんど「九月姫」という名前だけから着想しました)
 『十二人の姫が、それぞれの生まれ月にちなんだ誕生会を開く』という内容の華やかな物語を想定しておりまして、幼いジーナはこの本がお気に入りで、毎日のように読んでいたようです。
(この世界・この時代ではポピュラーな絵本、という設定をしているので、同時代人である「でんたま」シリーズのローラやアルメイア、ユリシエラなども読んだことがあるでしょう)
 実のところ、「氷の女王」と揶揄される彼女も、いまだ根本的なところは「夢見る女の子」のままなのですが、それを分かっているのは、ずっとそばにいるテオだけなのかなと思います。

 このアンソロジーは2019年3月に開催された「第8回 Text-Revolutions」に合わせて刊行したものですが、同時に刊行された「カケラ Vol.04」には「Secret Garden」を、更に同イベント内有志企画の「第7回300字SSポストカードラリー」には「戴冠式」を出したので、このテキレボ8はまさに「極光王国奇譚」尽くしのイベントと相成りました。
 是非、合わせてお楽しみいただければと思います。

サイト初出:2020.08.23
2019.03発行「夢見月夜の誕生会 ~3月生まれの作家によるテーマアンソロジー~」初出