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大陸案内

ファーンという世界 // 五大陸 // 人々 // // 時間表現 // 言語・通貨・単位 // 歴史年表
創世の神々 // 術体系 // 輪廻の輪 // 伝説の魔術士

歴史年表

《ファーン暦》
1 中央大陸ガイリアに初の国家ティエンが建国。この年を以ってファーン暦元年とする
89 中央大陸ガイリアにメルニアス王国が建国(小国家を統合)
148 中央大陸ガイリアから平野人(人間)が初めて他大陸、西大陸ルースに移民する
165 中央大陸ガイリアから北大陸アイシャスへの移民が始まる
221 北大陸アイシャスに魔法大国ルーンが建国される
237 中央大陸ガイリアから東大陸ケルナへの移民が始まる
240 中央大陸ガイリアにアストアナ国が建国
254 『邪竜』と呼ばれる強大な力を持った竜が中央大陸ガイリアに出現し、『ファーン』に災いをもたらす。同時に、邪竜を神と崇める邪教集団『黒き炎』の存在が公になり始める
258 中央大陸ガイリアから南大陸パリーへの移民が始まる
260 光と命の女神ガイリア、闇と死の神ユーク、勇者ファーンを創造する
263 勇者ファーン(※1)が邪竜を倒す。この年を以てファーン復活暦元年とする 創世物語


《ファーン復活暦》
3 北大陸アイシャスの魔法大国ルーン、強大な魔力を行使し世界に君臨する
26 北大陸に邪教集団『黒き炎』が再び出現する
45 魔法大国ルーン、一人の魔術士により滅亡する
48 中央大陸にヒ―シュテルン国が建国される(魔法大国ルーンからの移民)
50 東大陸ケルナに都市国家イリアが成立する
71 東大陸ケルナにヴェストア帝国が建国される
81 ヴェストア帝国、都市国家イリアへの侵略開始
96 中央大陸のメルニアス王国が『亜人』追放(※2)を掲げる
98 中央大陸の南にある島が、突如として魔法の結界に閉ざされる(※3)
136 西大陸に大地震が発生し、『大地の爪痕』と呼ばれる大地溝が出来る
249 東大陸ケルナにシールズ神聖国が建国される
350 西大陸ルースにて、邪教集団『黒き炎』壊滅 Tales of Farn
491 中央大陸ガイリアにルサンク王国が建国
514 『閉ざされた島』、開放される
575 南大陸パリーにドルネス王国が建国される
580 東大陸ケルナにウェイシャンローティ国が建国される
630 中央大陸のルサンク王国(後のラルス帝国の祖)で後継者争いが起き、他国を巻き込む争乱に発展
649 西大陸ルースに最初の賢者の塔『西の塔』が造られる 《gilders》
652 中央大陸ガイリアに『央の塔』が造られる
654 東大陸ケルナにシュトゥルム公国が建国される
660 東大陸ケルナに『東の塔』が造られる
693 東大陸ケルナの『東の塔』が魔女帝ルシエラにより凍結される
699 東大陸ケルナのヴェストア帝国で革命戦争勃発
700 東大陸ケルナのミューラー国(空人の国)にて大規模な森林火災発生
701 ヴェストア帝国崩壊。共和制を樹立し、国号をマースヴァルト共和国に改める
704 東大陸動乱 東大陸動乱!
725 南大陸に『南の塔』が作られる
742 北大陸ライラ国の外れに『北の塔』が作られる
745 中央大陸の百年戦争が集結。ラルス帝国樹立
中央大陸にて「伝令ギルド」結成 最後の伝令
761 中央大陸全土をラルス帝国が掌握
850 南大陸のドルネス王国、水源の枯渇により滅亡
946 西大陸にて活版印刷技術が発明される
1000 『邪竜』復活 Farn Saga
~名も無き勇者への讃歌~
1003  勇者アーヴェルと仲間達、『邪竜』を倒す。この年を以て《ファーン新生暦》とする  


《ファーン新世暦》
1 東大陸にエスタイン王国が建国される
106 Farn World Stories
112 西大陸に冒険者の店「星灯り亭」が作られる
134 エスタイン王立学園へようこそ!
140 北大陸にて謎の卵が発見される 未来の卵
141 北大陸ローラ国にて怪盗《月夜の貴公子》による王女誘拐事件が発生 月に捧ぐ歌


(※1)勇者ファーン

 それは、負の感情が凝り固まって生まれた悪しき存在。
 世界に混沌と恐怖を撒き散らすもの、邪竜。
 その強大にして凶悪な力に立ち向かえる者は、その時この地上に存在しなかった。
 抗う力もなく倒れていく命。その嘆きと悲しみは神々に届いた。
 十一人の神々が、それぞれ司る力の一部を分け与え、生み出した『勇者』ファーン。
 金の髪に蒼き瞳。不老不死の体に強大なる剣技と魔術を宿し、 勇者は邪竜との戦いに挑む。
 戦いは永きに及んだ。
 敵は邪竜だけではなく、それを崇める邪教集団『黒き炎』もが勇者の前に立ちはだかった。
 苦しい戦いが続いたが、人々は勇者の勝利を信じて祈り続けた。

 ――そして。

 邪竜は倒れ、世界に再び希望の光が戻ってきた。
 しかし、勇者ファーンは帰らなかった。

 戦いの後、勇者の姿を見たものはいない。
 一説によれば、彼は死闘の末に記憶をなくし、今も世界を流離っているという……。


(※2)『亜人』追放令

 中央大陸のメルニアス王国が突如打ち出した方針。それは、人間以外の種族を『亜人』と呼んで区別し、人間と同じ扱いをしてはならないというものだった。
 学問の自由や職業の自由を奪われ、結婚も国の許可無くては出来ないようになった彼ら。
 ついには追放令が施行され、それを拒む者は殺害された。
 300年に渡って発令され続けた『亜人』追放令により、メルニアス王国は人間だけが暮らす国となった。
 追放令が解除されたあとも、この地域には人間以外の種族は少なく、差別も色濃く残っているという。
 追放令の背景には、世継ぎの王女が森人の青年と駆け落ちをし、国王が王女を連れ戻すために差し向けた追っ手から青年を守ろうとした王女が命を落とした、という悲しい出来事があるとされている。
 世継ぎの王女を失った国王の悲しみが『亜人』追放という形で現われ、結果として多くの罪なき人々が命を落とすこととなった。


(※3)閉ざされし島サレイ

 メルニアス王国の『亜人』追放令によって国を追われた者達は、他国や他大陸へと逃げ延びていった。
 その中で、一人の森人は国王の放った刺客から逃れる為、仲間達と共にメルニアス王国の南、海に浮かぶ島へと逃げ延びた。
 なおも執拗に追ってくる刺客から逃れるため、仲間達と協力して島の周りに強力な結界を張り、何人たりとも島に入れないようにした。
 島で暮らし始めた彼らは、やがて独自の文化を形成していく。
 島の結界を守るのは、境界と静寂の神セインに仕える花人の少女であると言われている。

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