昔むかし、あるところに - 6/7

【古びた絵本・消えたオアシスの謎】

 昔むかし、あるところに、小さなオアシスがありました。
 水竜の加護を受けたその地には清き水がこんこんと湧き、どんなに日照りが続いても涸れることはありませんでした。
 たくさんの旅人がその地を訪れ、やがて都市が形成されました。
 大陸の東西を繋ぐ重要な交易拠点として栄えたオアシス国家。栄華を誇る王国は、ある日突然、悪い魔女によって滅ぼされてしまいました。
 何故、魔女は国を滅ぼしたのか。
 砂漠の宝石と讃えられた湖は一体どこへ消えたのか。

 ――すべての謎は、砂に埋もれてしまいました。

昔むかし、あるところに・終わり